ひかりのかべ

世間から私がどう見られているかは知らないが, 私にも趣味がある.  例えば, 数学が好きだ.  音楽も好きだ.  

もっと踏込むなら, ポケモンが好きだし, ぷよぷよも好きだし, デレマスも好きだ.  

 
ここでの踏込むか否かは, その趣味を公言するかしないかのボーダーを超えているかいないかを意味する.  現に, ポケモンはともかくぷよぷよやデレマスが趣味だと知っていた同級生がどのくらいいただろうか.  


私の価値観.exe が2010年代前半でアップデートを停止していることもあり, "オタクないしオタク的な趣味は隠匿して過ごすべし"という現代オタクの DNA において廃れ去った行動理念がまだ現役で動いている. そのため, 特にそういう話を振られない限りは一般人を演じてきた. このような自分の生き方に多少の息苦しさを感じながら, かといって現代のオタク趣味でもなんでもひけらかしてしまおうという風潮に迎合するつもりは毛頭ない.
明らかに思想が老害のそれである.


どうにかこの壁を取除こうにも, 凝固まった頭ではどうしようもできない. "こいつ, もしや同じ趣味を持っているな?"と確信を持った相手ですらこちらから門を開けてやろうにも, どうしても奥手になってしまう.


今回の話を総括すると,


私にも皆と趣味の話をさせてくれ
という, 面倒くさいオタクの, 回りくどいラヴコール.


これだからオタクはダメだ.